1947-11-21 第1回国会 衆議院 決算委員会 第21号
○北島政府委員 大藏省預金部資金の運用は當時の金融局長の專決に任されたのでございまして、金融局長といたしましては先ほど私から申し上げたような理由によりまして、この有價證券を買上げたわけでありますけれども、結果においてまことに有利確實な運用方法でなかつたことになりまして、まことに申譯ないのであります。
○北島政府委員 大藏省預金部資金の運用は當時の金融局長の專決に任されたのでございまして、金融局長といたしましては先ほど私から申し上げたような理由によりまして、この有價證券を買上げたわけでありますけれども、結果においてまことに有利確實な運用方法でなかつたことになりまして、まことに申譯ないのであります。
これは終戰に伴いまして、經濟界、金融界の見透しも非常に不明であり、外地關係の有價證券の價格などの先行きはきわめて不安定なものであつたと認められるのに、これを陸軍共濟組合から大藏省預金部が買入れたのは、預金部預金法第四條にいわゆる有利確實なる方法によつて資金を運用したものとは認められないという報告がございました。
即ち預金部の預金法の第四條に明らかでありますように、有利確實な面に運用するということになつておるのに、こういうことをされておるのは面白くないということに相成つてここに掲げたのでございます。その外既往年度の關係におきましては不當事項はなかつたのでございまして、未確定にされましたものは逐次確定をいたしておるのでございます。これを以ちまして極めて簡單でありましたが、私の説明を終りたいと思います。
かつまた事業のため有利確實に運用するという、この三大方針のもとに事業主管廳、すなわち逓信省みずから運用してきたのでありますが、昭和十八年、當時の金融財政上の必要からいたしまして、契約者貸付、地方團體に對する貸付を除きまして、殘りの資金はすべて大藏省預金部をして運用せしめるという協定を、大藏省と結んで終戰に至つたのであります。